MEMORIES

時折想うのは届かなかった愛について

2020.02.01〜15

●2020.02.06(木)

対バン@池袋SOUND PEACE。

緑の上着を着ていけばチケット代が無料になったライブ。

2月6日=抹茶の日にちなんでのことらしい。

 

俺は動画撮影に専念し、『ジャンピング』をフルでカメラに収め、後日Twitterにアップした。

間奏のコール(アイヌ日可変からのキャプテン翼MIX)が覚えにくい曲だから、誰かが予習・復習する資料になればと。

 

●2020.02.08(土)

対バン@SHIBUYA DESEO

さいたまスーパーアリーナにL'Arc〜en〜Cielのライブを観に行ったため不参加。

ARENA TOUR MMXXという5会場12公演のツアーで、俺は大阪、愛知、埼玉で1公演ずつ観ている(ツアー後半の2会場4公演は、コロナのせいで中止)。

 

北沢羽雨さんにはメンバーを代表し、ツアーグッズのご当地お菓子を差し入れするようにしていた。

俺も自惚れていたというか、解散が迫るなかでLoveLinkを蹴ることについては、後ろめたさがあったのだ。

大阪は「らるくいだおれソースせんべい」、愛知は「なごやあんしえる」、埼玉は「らるく饅しえる」。

それぞれ「くいだおれ太郎のソースせんべい」、「なごやん」、「十万石まんじゅう」とのコラボ商品で、会場限定販売だったから、食べずに転売すれば儲かったんじゃないかな。

 

●2020.02.09(日)

対バン@Zirco Tokyo。

もはやレア感が薄れてきていた旧衣装でのライブだが、会場がZirco Tokyoだと、また話は別。

そこにあったのは、1年前のデビュー時と同じ衣装を着ながらも、1年前より成長したLoveLinkの姿だった。

 

●2020.02.10(月)

対バン@AKIBAカルチャーズ劇場

北沢羽雨さん推しだったヤスさんが、あいにくライブに間に合わないということで、『フレフレ!マイフレンド』でのガチ恋口上を代行するよう頼まれた。

前方が着席、後方がスタンディングの会場だから、コールする客よりもカメコさんが多かったのかな。

そんな雰囲気のなかでいざ叫んでみると、自分の声が嫌に響いて聞こえ、冷や汗をかいた。

 

●2020.02.11(火)

対バン@池袋SOUND PEACE。

2020年に入ってからというもの、この会場では「禁酒の日」、「1月のハロウィン」、「抹茶の日」とイベント続きだっただけに、何の変哲もないライブは久々。

解散へのリアリティーも、相変わらず湧いてこなかった。

 

●2020.02.15(土)

対バン → LoveLink LastLive@SHIBUYA DESEO

昼にラスト対バン、夜に単独ラストライブという、長くて短い一日(真のラストライブは2月17日の新宿レッドノーズ公演だが)。

対バンのイベント名が「Chocolate Venus」だったのは、バレンタイン翌日だから?

新衣装は、この対バンでひっそりと見納めになった。

 

対バンとラストライブの合間には、セルリアンタワー東急ホテルで開催された、ラーメン二郎のパーティーへ。

二郎の創業者である山田拓美さんの喜寿を祝う会で、ファンも一般参加できたのだ。

 

俺には二郎の店主さんたちのなかに、一人だけ顔馴染みの方がいる。

しかしLoveLinkの追っかけで忙しくなってからは、さっぱり食べに行けておらず……

このパーティーで約1年ぶりに再会したら「お前元気なのかよ、死んだって聞いたぞ」とからかわれた。

つまりLoveLinkは、それだけ俺の日常を狂わせていたのだろう。

 

その後、会費1万円の豪華料理を食べる暇もなくパーティーを早退し、SHIBUYA DESEOダッシュ

ラストライブのセットリストは下記。

 

 

01. ときめけ⁂ミライ

→ 旧衣装でライブスタート。

02. 冗談じゃないね(まねきケチャ

→ 桜井侑さんの「LoveLinkが解散なんて……冗談じゃないね!」という曲フリは笑った。

03. ユメハナビ(アキシブproject

→ 2ndワンマン以来の披露だが、新生LoveLinkでは初。

桜井侑さんが歌いたかったんだろうな。

04. ゼンキンセン(26時のマスカレイド

→ 宮崎あみささんの"気付いてよ。ばか。"はハマり役。

05. LoveLink!

→ 落ちサビで、はっしーさんがリフトで上がっていたのがカッコよかった。

06. オーケストラ(BiSH)

→ 個人的に最も意外な選曲。

07. nerve(BiS)

→ LoveLinkのワンマンでは鉄板のカバー曲である。

08. ハム太郎とっとこうた(ハムちゃんず)

→ 宮崎あみささん&北沢羽雨さんのユニット曲。

メンバーもフロアに降りて激しいサークルモッシュが起こり、SHIBUYA DESEOが揺れた(虚言)。

09. あたしの残りぜんぶあげる(まねきケチャ

→ 星川汐音さん&桜井侑さんのユニット曲で、制服に衣装チェンジ。

星川汐音さんに「ワンマン、何をカバーするんですか? アレとか好きなんですけど」と探りを入れていたうちの1曲だったので、本当に歌ってくれて歓喜した。

10. 君キミ、恋病(手羽先センセーション)

→ 初めて聴く曲で身体がついていかなかったが、ライブ後に本家の音源をチェックしてみたら、すごい名曲だなと。

星川汐音さんのチョイスだったそうだ。

11. トライアングル・ドリーマー(虹のコンキスタドール

→ この曲をカバーすることは、宮崎あみささん推しなら読めていたっぽい。

12. ジャンピング

→ 本編を締めくくったのは、新生LoveLinkを象徴するナンバー。

 

-ENCORE-

13. +ラブリク×ラバリタ+

→ 旧衣装で再登場したと思ったら、芳賀えりこさんがサプライズ出演して興奮MAX。

14. フレフレ!マイフレンド

→ 前曲に引き続き、芳賀えりこさんが加わってのパフォーマンスで、興奮が限界突破。

 

●まとめ

運営さんから聞いて納得したのだが、実は、芳賀えりこさんのラストライブ出演には伏線があった。

この日の特典会では5000円で集合チェキが撮れると事前告知されており、これはメンバー1人につき1000円の計算で、芳賀えりこさんもカウントされていたのだ。

 

メンバーが活動休止したり卒業したり、増えたり飛んだりするなか、LoveLinkの現場に通い続けること1年間。

肉体的にも精神的にも経済的にも疲れたけど、最後の最後に芳賀えりこさんがステージに復帰してくれ、報われた気がしたよ。

まるでご褒美みたいだったね。

 

●本日の1曲:ヨルシカ『藍二乗』

"人生の価値は、終わり方"。

1年前の俺にとっては、LoveLinkの解散をいかに楽しむかが課題だった。

 

ラストライブでは黄色がプリントされたTシャツを着たり、ピンクのペンライトを振ったり、緑色担当のメンバーに向けてガチ恋口上を打ったりと、節操のない振る舞いをしたかもしれない。

でも、それが俺の精一杯で、一つの答えだった。