MEMORIES

時折想うのは届かなかった愛について

2020.10.18

●2020.10.18(日)

Devote -Mystear宮崎あみさ生誕祭- → Mystearワンマンライブ ~LANDSCAPE~@新宿WALLY(旧・新宿RUIDO K4)。

 

2月にLoveLinkが解散してからこの日まで、いろいろあった。

星川汐音さんと宮崎あみささんはMystearで活動し始めるも、コロナ禍で、ライブは続々と中止に。

末永奏乃さんは3月に綺星★フィオレナードを脱退。

羽月ゆいさんはMystearのライブで2回ほど見かけたが、瀬戸ひな子さんは、4月に髪を染めた写真をツイートしたきりSNSから消えた。

 

夏になるとアイドル業界全体でライブも徐々に再開され、桜井侑さんはあいたいね! のゆきとして、芳賀えりこさんはFANTASTic*VISIONの星野えりことして再デビュー。

北沢羽雨さんは地元の名古屋に戻り、某カフェ&バーでアルバイト。

 

俺個人にも環境の変化があり、東京とは距離を置いたものの、お盆やシルバーウィークといった連休には帰省していた。

Mystearのワンマンライブは連休でも何でもない、ただの日曜だったが、もともと行く予定でチケットを購入。

そんななか、オープニングアクトに「特別編成LoveLink」の出演が決定し、モチベーションが加速することになる。

 

 

迎えた10月18日。

昼間のDevoteはMystear、FANTASTic*VISIONあいたいね! が一度に観られる、ラブリンカー大喜びな対バンイベント。

チケットの整理番号が1だった俺は「たまには最前管理するか〜」とイキっていたのだが、寝坊したせいでパーになった。

トップバッターのFANTASTic*VISIONには間に合わせたけどね。

『はじめてだよ』は何回聴いてもいい曲だし、振り付けもキャッチーだ。

 

 

そして夕方、Mystearワンマンライブ。

オープニングアクトの特別編成LoveLinkは桜井侑さん、芳賀えりこさん、羽月ゆいさん、星川汐音さん、宮崎あみささんの5人体制(当時の名称、50音順)。

運営さんいわく「ひな子も出る予定だったんですけど……」とのことだったが、ご時世が許さなかったのだろう。

メンバーは旧衣装で、セットリストは下記。

 

01. ときめけ⁂ミライ

02. LoveLink!

03. フレフレ!マイフレンド

 

 

マスクとフェイスシールドを着用していればコールOKだったが、マスクはともかく、フェイスシールドなんて邪魔で仕方がない。

こんな形の再会になってしまったことの悔しさ、こんな形でも再会できたことの嬉しさが入り混じって、SEの途中から涙が滲んできた。

 

でもやっぱり、LoveLinkは最高。

約8か月ぶりとはいえ、コールもフリも、身体が覚えていた。

桜井侑さんへのガチ恋口上だけは初めてのチャレンジだったから、パチっと決めなきゃいけないというプレッシャーが強かったけど。

 

 

そういう意味ではLoveLinkより、メインアクトのMystearのほうがシンプルに楽しめたな。

コールOKのライブがご無沙汰だった分、LoveLinkでウォーミングアップして、Mystearではっちゃけた感じ。

LoveLinkの復活が実現したのもMystearのおかげだと思うし、Mystearに失礼なことはしたくなかった。

『ドキドキセンセーション』で宮崎あみささんに「飛べ!」と煽られたら、どんなに疲れていても飛ぶしかないんだよ。

 

新体制になってからしばらくのMystearは、LoveLinkと地続きの部分が否めなかっただろう。

やっている曲は当然LoveLinkと違うんだけど、ライブに行ってもファン層は同じで、それ以上の広がりを期待できなかった。

8月に立花ことりさんが加入したことで新しい風が吹き、ようやっとLoveLinkから切り離されたんじゃないかな。

松本りんかさんのブレない安定感も素晴らしいし、俺は今のMystearが好きだ。

LoveLinkからの惰性で応援しているわけじゃない。

 

●本日の1曲:VAMPS『MEMORIES』

(2021.10.18追記)

早いもので、あれから1年。

誰が読んでいるのかわからないこのブログも、開設1周年を過ぎた。

とはいえ、去年の10月と今年の1~2月に集中連載しただけで、放置していた期間のほうが圧倒的に長い。

まぁ俺に書けることは書いたつもりだし、読みたい人はとっくに読んでくれているだろうから、そろそろ閉鎖してもいいのかなと。

 

 

一足先に2021年の出来事を思い返すと、1月には、あいたいね! のゆきさんの活動休止があった。

それがなければ、ブログの更新を再開することもなかっただろう。

彼女に向けてというよりは、俺自身の気持ちの問題。

大阪の家で一人、LoveLink時代のチェキや動画を見返しながら郷愁に浸った。

こんなことになるなら引っ越さず、東京でもっとたくさんライブを観て、もっとたくさん褒めてあげればよかったと悔やんだ。

 

 

4月のMystearのワンマンライブでは、LoveLinkを卒業して一般人に戻った(?)瀬戸ひな子さんと、2019年8月のオフ会以来に再会した。

開演前のロビーで「お久しぶりです」と話しかけられ、「俺に女性のMystearファンの知り合いなんていたか……?」と思考が停止してしまったのだが、よく見たら(よく見なくても)彼女だったという。

「反応薄い」とガッカリされたけど、会えるなんてまったく期待してなかったんだから許してくれ。

その後、同じ場に居合わせていたMystear(LoveLink)の運営さんに「繋がっていいですか?」と直談判したら、「ダメだよ」と一蹴されたっけ。

俺のほうが年上なんだから、そこは「ダメです」だろ。

あぁ、でも、「ダメです」だと他の誰かさんの口癖と被っちまうな。

 

 

さて、本日の1曲はVAMPSの『MEMORIES』。

何を隠そう、このブログのタイトルの由来だ。

VAMPSは、HYDEがL'Arc~en~Cielとは別に結成していたロックユニットで、現在は活動休止中。

2010年に発表されたこの曲をリアルタイムで聴いた俺は、青春をテーマにしたストレートな歌詞に衝撃を受けた。

 

 

"次の人生へ生まれ変わっても皆に会いたい"

 

 

HYDEみたいな浮世離れしたアーティストが、40代になってこれを書いたということは、きっと本心なのだろう。

2019年の50歳の誕生日に、故郷の和歌山でこの曲を歌った彼は、涙に声を詰まらせていた。

 

HYDEの過ごした青春を追体験したくて、俺は和歌山を毎年訪れているが、俺にとってはLoveLinkも、遅咲きの青春だったのかもしれない。

年齢も職業もバラバラな仲間たちとライブに行って騒いで、打ち上げで食べて飲んで、メンバーや曲のどこが好きかを語って。

まるで、大人の修学旅行のような日々だったよね。

 

 

"BLOWIN' IN THE WIND あの夏の匂い 封じ込んだ記憶"

 

"I GO BACK IN TIME 海が近かった あの風景へ"

 

 

LoveLinkが解散してからmiscastにハマった俺は去年、名古屋まで毎月のようにライブを観に行った。

栄の街を歩いていると、LoveLinkで遠征した"あの夏の匂い"が、不意に蘇る。

"海が近かったあの風景"は……LoveLinkがアイドル甲子園で2回にわたってライブした、STUDIO COASTのプールサイドステージに無理やり当てはめるしかないかな。 

 

 

1年前の今日、LoveLinkの一夜限りの復活ライブが終わった直後は、「こんなのもう二度とやらなくていい」と思った。

LoveLinkのことになると感情が氾濫して、身体と心がもたない。

 

今はどうだろう、年に一度くらいは同窓会的なものをやってほしいような気もするし、ほしくないような気もする。

解散したグループを巡って未だにこれだけ悩める俺は、救いようのない幸せ者だ。

 

 

"何処までもずっと一緒だと信じてた 僕の大事なMEMORIES"

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